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TECHNOLOGYナカオのものづくり

新たな着想/確かな設計力/加工技術

ナカオは、創業以来75年余りの実績を持つ、日本で初めてアルミ合金製の脚立・はしごを送り出した金属加工のパイオニアです。

当時一般的だった木製の脚立から、軽くて傷みにくいアルミ合金製にするという新たな着想
『軽く丈夫で美しい』画期的なこだわりの逸品を創り続けている、確かな設計力
安全性や効率性を常に考え、それを実現させる加工技術
多種・多様にわたる製品の研究、開発と製造に真剣に取り組む姿勢が脈々と受け継がれているナカオだからこそ、お客様の安全と満足への追求をしたものづくりが可能です。

ものづくりの設計思想

性別、国籍、年齢、障害の有無にかかわらず、個々の個性や能力を発揮し、安全で安心して暮らせる持続可能な社会をつくっていくことは世界共通の課題です。

製品をお使いいただくすべてのお客様に対して

やさしく、安全性・作業性・経済性の高い製品を。

という発想で始まった「ユニバ―サルプラン」という考え方は、時代とともに「ダイバーシティ(多様化)」という考え方のもと、豊かな社会を実現する取り組みに進化しています。

ナカオのものづくりは、これからの時代のニーズに応えていくべく、共に進化していきます。

ナカオの製品を長持ちさせる

サスティナブル(持続可能)な製品を
目指し、性能維持を長期化へ。

ナカオでは、部品の負担削減は製品寿命の延長につながると考えています。
経年により発生する揺れ・ガタつき・素材変化を抑えることで、性能維持を長期化する取り組みを行っています。
例えば「勇馬」では、階段枠の剛性を高めつつ縦横の揺れやガタつきを制御し、本体への負荷を軽減。「アルロックキャリー」では厳しい現場条件でも使用できるよう、フレームの結合部を強化しています。
勇馬、アルロックキャリー

エイジレス社会/ジェンダーフリー社会/ボーダーレス社会

女性や高齢者、外国の方にもやさしい、
平等な労働に貢献。

アルミ製のため、自重がスチールと比べ約35%軽く、女性や高齢者の方でも安定した運搬作業ができる「運ぱん君」。
勇馬」や「楽駝」には注意していただきたい項目を認識しやすくイラスト化した「注意事項ポップ」を付け、すぐに確認できるようにしています。
その他対象製品(※)の品名ラベルには、取り扱い動画のQRコードを表示。外国の方にも一目で使い方が分かるよう、対応を行っています。

※QRコード対象製品/勇馬・楽駝・コンステージ・コンスタワー
「勇馬」用注意事項ポップ、運ぱん君UK

地球温暖化を防ぎ、省スペースを実現

軽量でコンパクトな製品を目指し、
環境負荷の低減へ。

現在の物流業界は、環境規制対応でCO2の排出量を減らしつつ、積載効率を上げなければならない課題があります。
ナカオではその課題をクリアできるよう、製品の軽量化・コンパクト化を進めています。
その内の一つ「コンステージ」は、軽いのに丈夫で、トラックへの積載効率を上げるための折り畳み式コンパクト収納を実現させました!

ものづくりの開発プロセス

お客様へのヒアリングを徹底し、
安全で使いやすい製品を開発します。

ナカオの製品開発は、お客様のお話を聞き込むことから始まります。
どの様な場所で、どの様な作業を、どの様な年齢の方が就業され、どの様なご要望をお持ちなのか…
集めたデータを設計思想に照らし合わせ、お客様へより安全で使い易い製品をご提案するための「製品コンセプト」と「構成フレーム」を決め、開発を進めます。

少し時間はかかるけど、妥協はしない。

お客様との信頼関係を大切に、質の良い唯一無二の製品を開発する。
それがナカオの製品開発です。
【自社内提案・開発型一貫システム】お客様の声をフィードバック

そして、働く人のNEXT STAGE

進化し続けるナカオの技術は、働く人のニーズとともに常に進化し、
作業効率を新たな段階へと導きます。

うま足場(脚立足場)から可搬式作業台へ。
可搬式作業台の歴史は、ナカオの歴史

低い位置での作業では、鋼製の足場は使わず、うま(脚立)に足場板を緊結したうま足場(脚立足場)を利用して作業をすることがあります。 しかし、安全性や機能性において問題点が多くあると、ナカオは考えました。

【問題点】
階移動が大変/最低、脚立2台に足場板(2m)結束バンドが必要/使用時にゴムバンド等による結束が徹底出来ない/足場板が4mの場合、脚立3台使用の3点支持が徹底出来ない

うま(脚立)2台に足場板を一体化した、足場台
ダイバピッチGT型の誕生

四脚調節式はしご兼用脚立をベースに、新しい足場台を開発。
天板幅に関して当初は足場板の幅(280mm)でしたが、より作業性の良い、かつ安全の為に天板幅の広い製品の製作依頼がお客様よりありました。

建設業界のみならず、種々業界に普及した
GTW(通称:タチウマ)の誕生

天板幅が400mmとなり、作業時の安定性が上昇。
1995年5月には、移動式室内足場の第二種にて、業界初の仮設工業会の認定を取得。さらに、アルミニウム合金製可搬式作業台の認定基準が新設されるきっかけとなり、1997年4月1日より適用運用となりました。
この認定基準により、手がかり棒の備え付けの基準ができました。

セーフティガードをオプションとした楽駝
そして楽駝からさらに進化した勇馬が誕生!

お客様のご要望等を踏まえ、より安全でより適用性の高い製品の開発を行い、天板幅は業界最大級の520mm。スライド式手がかり棒とオプションのセーフティガードを地上から設置し、昇降前に墜落防止対策ができるようにするなど、安全性に特化した「楽駝」が誕生。
その次世代モデルとして、さらなる軽量化、安全性・作業性を追求し、生まれたのが「勇馬」です。

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私たちはこれからも、作業シーンにマッチした
良質な製品とオプションを、追求していきます。